ネズ(杜松、学名: Juniperus rigida)は、ヒノキ科ビャクシン属に属する針葉樹。別名はネズミサシ[2]、ムロ、モロノキ。
和名はネズの硬い針葉をネズミ除けに使っていたこと[3]から、ネズミを刺すという意でネズミサシとなり、それが縮まったことに由来する。
日本では東北以南の日当たりの良い丘陵地帯や花崗岩地に自生している。
ネズなどビャクシン属の雌の花序は、受粉後に多くの針葉樹と同様に球果となるが、通常の針葉樹のように乾燥した松ぼっくり状に熟すのではなく、受粉の1-2年後の10月頃に黒紫色漿果状の肉質に熟し、果実食の鳥に食われて内部の種子が散布される。
庭木、生垣として利用され、盆栽では音読みのトショウの名で親しまれている。
球果は杜松子(トショウシ)と呼ばれ、中国では古くから漢方の生薬として利用されている。
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