セッカ(雪加、雪下、学名:Cisticola juncidis)は、スズメ目セッカ科に分類される鳥類の1種である。
全長は約13cm[3][4]、スズメより小さい。翼開長は約16 cm[4]。成鳥夏羽は頭の上が褐色で、体の上面は黄褐色に黒褐色の縦斑、体下面は淡い黄褐色である。尾羽は黒褐色で先端が白い。また尾を広げると扇状になる。冬羽は頭の上も黄褐色に黒褐色の縦斑となる。雌雄同色[3][4]。
チガヤ、ススキなどの生える平地から山地の草原、河原、水田に生息し、昆虫やクモを食べる。繁殖は、オスは草とクモの巣で楕円形の巣を作り、メスを呼び込む。体の大きさや羽色の面からも、普段はあまり目立たない鳥であるが、繁殖期には「ヒッヒッヒッヒッ・・・・ジャッジャッジャッ」と鳴きながら、波線状に低空を飛翔する姿がよく観察される。
アフリカ、ヨーロッパ南部、インド、東南アジア、中国南部、台湾、日本、オーストラリア北部に分布。日本では沖縄諸島から東北地方にかけて分布するが、北日本に住むものは冬になると暖かい地方に移動する。
国際自然保護連合(IUCN)により、軽度懸念(LC)の指定を受けている[1]。
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